ワタシ
川崎重工
川崎重工を支える人
旗振り役として関係者の心を一つにし、鉄道の安定運行を支える。
NOBUKO TAMURA
川崎車両
# 05
田村 暢子
川崎車両株式会社 営業
商学部商学科卒 2016年入社
INTERVIEW
学生時代 → 入社動機
イキイキと
自社について話す姿を見て
ビビッと。
大学で国際ビジネスを学ぶなかで、日本のものづくりが海外で高い評価を受けていることを知り、自分も将来、ものづくりに携わりたい、それもどうせなら大きなものが作りたいと思うようになりました。そこで就職活動では、重工業や鉄鋼メーカーを中心にまわりました。川崎重工との出合いは、大学で開かれた企業説明会。説明に来ていた担当社員の方がとても楽しそうに、イキイキと自社について話す姿を見てビビッと感じるものがありました。
私はもともと、長く働くためには自分らしく無理せず働ける環境が大切だという考えから、面接やセミナーでお会いする社員の方や参加学生の雰囲気を重視していました。川崎重工はその点、リクルータ面談や面接で会う社員の皆さんがとても良い雰囲気で、「ここなら無理せず働ける」と感じると同時に、皆さん頭も切れる方ばかりだったので、「私もこんなかっこいい人になりたい!」と志望しました。
これまでの仕事とやりがい
鉄道車両の
改造工事や新車製造の
旗振り役を担う。
入社後拠点は変わったものの、一貫して営業部に身を置いています。最初は小さな部品の営業担当として受注から納品、請求までの一連の流れを勉強し、徐々に改造工事案件、新車案件と大きな仕事を担当するようになりました。営業は、設計、調達、生産、工事、品質保証など、社内関係各部門にさまざまなお願いごとをしながら、改造工事や新車製造を円滑に進めていくいわば旗振り役。どのように伝えればよいか、どうすれば皆さんの負担を減らせるかなど試行錯誤しながら、常に気持ちよく仕事をしてもらえるよう努めています。
川崎重工が作るもののなかでも、鉄道車両は日常生活に身近に存在し、自分が携わった製品に実際に乗ることができる点が特徴です。入社前の内定者時代に地元の鉄道を利用した際、車両に川崎重工のステッカーが貼ってあるのを見て「こんなものを作っているんだな」と思っていましたが、今は電車に乗りながら自分がそのものづくりに携わっていることを実感し、責任ややりがい、愛着などを感じるようになりました。
成長を実感した瞬間
規模も注目度も高い
短納期の仕事を完遂。
川崎重工には、若手に少しハードルが高めの仕事をポンと任せる風土があります。私も入社2年目の頃、新幹線約1000両にWi-Fiルーターを取り付けるという改造工事を任されたことがありました。規模も注目度も高い、加えてとんでもない短納期の仕事で、当時は「よく2年目の私に任せるな・・・」と思ったのですが、周囲から多大なるサポートを受けながらようやくすべてやり終えた時には、大いなる達成感とともに「この会社はこうやって人を成長させるんだな」と理解できた気がしました。
その後さまざまな経験をすることにより、今ではお客様から突発的に点検や修繕の依頼が入った際でも、冷静に対処しながら的確に関係者へ情報展開し、期日までに復旧する段取りが図れるようになりました。鉄道は365日運行しており、何か不具合が起こると乗客の皆さんにもご迷惑をかけてしまいます。「ダイヤ通り動いて当たり前」と思われている日本の鉄道。それを守る一端を担っているという自覚のもと、予定された期日までに必ず修繕を完了させ、運用へと送り出すのは私たちの使命だと考えています。
叶えたい未来
入社以来、営業担当の経験しかないため、自分の視野を広げるために営業以外の職種を経験したいと思っています。経理や調達など、さまざまな業務を経験しながら、自分にしかできないようなかたちで会社に貢献し、社会の役に立ちたいです。そして、入社理由にもなった「こんな人になりたい」と感じた先輩たちに、一日も早く追いつきたいものです。
入社する時は、女性の働きやすさなどまったく意識していませんでしたが、実際入社してみると、女性社員の人数こそ少ないものの、いや、だからこそなのか、女性社員をとても大切に育ててくれる会社だと実感しています。特に現場では、顔と名前をすぐに覚えてもらえるという利点があります。いつかは子どもがほしいと思っており、産休・育休を経ても働くつもりなので、このまま日々の仕事を丁寧に行うことによって、「早く職場に戻ってきて」と思われるような存在になりたいですね。