05Environment
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人財育成と教育研修制度
川崎重工が世界に誇るものづくり。それを支えているのは「人財」です。まだ世の中にない画期的な製品を生み出す技術も、世界を変えるプロジェクトも、根幹を支えているのは「人」。川崎重工は、従業員を会社にとって最も重要な財産ととらえ、その価値を最大限に高めるように努めています。「企業発展の根幹は人財にあり、また、人財は仕事を通じて育成される」という基本認識のもと、若手のうちから積極的に業務を行い、プロフェッショナルとして速い成長を図る一方で、退職までを見据えた長期スパンで人財育成をしています。
※当社公式ホームページ【 CSR情報-従業員】にて、研修体系表をご覧いただけます。
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入社後3年間の育成
川崎重工では、入社から最初の3年間を「初級業務担当者」として位置付け、3年終了時には「業務遂行のための基礎力と、自分で考える力を持った自立した企業人」として成長を遂げて貰うことを目標としています。OJT(On the Job Traning・所属における実習)を基本とし、補完する各種教育プログラムで構成されています。
入社後3年間研修スケジュール
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研修制度
総合研修
学生から社会人への意識転換を図り、会社全般の理解、組織、社内規則、ビジネスの基本的事項を身につけ、新入社員相互の連帯・人間関係を構築します。
カンパニー研修
配属されたカンパニーの事業内容・製品知識を学びます。また実際に製造現場や販売現場で働くことによりメーカーで働く人間としての自覚を醸成します。
OJT(On the Job Training)
現場に配属後、各所属の指導員を中心に職場ぐるみで新入社員に担当業務の進め方、問題の解決方法、社会人としてのマナーを指導します。
英語研修
英会話能力の向上を目的として、各カンパニーで事業特性に応じた研修を実施しています。
ビジネススキル研修
入社1年目に「報連相研修」、2年目に「文章力研修」の実施を通じ、基本的なビジネススキルの向上を図ります。
テーマ研究発表会
担当業務を遂行する中で直面した課題や問題点について調査・研究を行い、自分なりの解決方法・改善方法を提案します。
入社2年目研修
1年目の経験を振り返り、組織目標を達成するための2年目の個人目標を設定します。
職種別研修
業務に関連した職種別の研修を通じ、専門性の向上を図ります。
入社3年目研修
自らの業務から課題を抽出し、解決に向けてどのように取り組んでいくかを考えます。
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テーマ研究発表会
川崎重工の新入社員は、1年間の集大成として、年度末にテーマ研究発表を行います。担当業務に関連するテーマを設定し、課題の分析・整理と、それらに対する解決策・改善策を論文にし、最終的には様々な部署や上司・先輩社員の前で発表を行います。論文執筆と発表に向けた準備は、通常の業務と平行する必要があるため、新入社員には大きな負荷がかかりますが、さらなる成長に向け皆真剣に取り組みます。
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入社4年目以降の教育研修
川崎重工では、人財育成の基本は、OJT、自己啓発、ローテーションにあると考えており、入社3年目までの義務教育が終ると、その先は社員一律の研修はなく、個々のニーズとキャリア特性に応じて各研修を受講してもらいます。 自ら向上しようと努力する人を支援し、その能力を最大に発揮できる環境づくりをしていきたいと考えているからです。ここでは、その一部をご紹介します。
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業務周辺知識の獲得 (技術系対象)
システム技術研修
製品はもとより、設計、生産プロセスにおける高度な制御能力を確保するために、システム技術者の一層の技術向上と、機械系技術者の専門領域の拡大を目指します。
※例)自動制御、デジタル電子回路、プロセスシステム計装技術 その他多数
工学研修
疲労、強度、腐食、破壊などの高度な機械力学や材料力学などの習得によって、設計・生産技術者の技術力向上を図ります。
※例)構造力学、疲労強度、低騒音化設計、潤滑、溶接・検査 その他多数
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業務周辺知識の獲得 (事務系/技術系対象)
事技職向けKPS※/TQM研修
当社の「ものづくり」の基本思想を理解し、全員参加でQCD(Quality,Cost,Delivery)のバランスを意識した業務遂行を意識付けするための教育プログラムです。
※KPS:Kawasaki Production Systemの略、TQM:Total Quality Managementの略
管理技術研修
ものづくりにおける生産性向上に向けて各種の問題解決を図り、競争力のある製品の開発や活力のある組織体の実現を目的としています。
※例)FTA・FMEA、品質管理、実験計画法、その他多数
知っておくべき会計と財務の知識研修
経営の考え方の基礎を知り、ビジネスのあらゆる現場で財務的に意思決定を下すための基礎力を養うことを目的に、損益計算書・バランスシート・キャッシュフロー計算書の仕組みを理解等、ビジネス上の意思決定を行うに際して必要な財務的な考え方と手法を学びます。
国内契約基礎知識研修
契約に関し、客先との契約トラブル回避・解決に必要不可欠な契約に係る基礎的な法律知識や考え方を習得します。
プロジェクトマネジメント研修
プロジェクトマネジメント知識体系の手法と考え方の習得を通して、海外プロジェクトで対応できる人財、および国内プロジェクトで全体最適を念頭において、プロジェクトをリードしていける人財の育成を目指します。
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グローバル人財育成
グローバルな事業展開を支える人財のさらなる育成を目的として、2008年以降、グローバル人財育成施策に取り組んでいます。2017年度にはOJTとして「グローバル人財育成インターンシップ制度」を導入、2018年度は自己啓発支援の「新・英語学習プログラム(Kawasaki Bilingual Program)」を策定。さらに2019年度からはネクストグローバル・リーダーを育成するOFF-JT「グローバルビジネスタレント養成研修」を実施しています。
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福利厚生制度
社員の能力を最大限発揮させ、企業活動を大きく発展させるためにも、暮らしをバックアップする福利厚生制度の果たす役割は非常に重要です。川崎重工では、さまざまなライフサポート施策・制度を用意し、社員一人ひとりの生活が豊かで充実したものとなるよう力を注いでいます。
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独身寮・社宅制度
全国各事業所の周辺にも通勤に便利で、設備の良い独身寮を用意しています。自宅からの通勤が困難な場合に入寮が可能です。また、結婚などによって扶養家族のいる人には社宅を用意しており、独身寮同様、通勤に便利で生活環境の良いところに立地しています。
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保養所
川崎重工の保養施設としては、当社の健康保険組合が運営・管理を行っている二つの「直営保養所」を始め、全国健康保険組合の共同事業として、健康保険組合の直営保養所を相互に利用できる「共同利用保養所」があります。また、全国のホテルや旅館など、一般料金より安く利用できるよう特別に利用契約を行っている「特約保養所」や「会員制保養所」もあります。社員一人ひとりが家族とともに、また職場の仲間を誘い合わせて充実したOFFを過ごせるよう、保養施設・制度面でのバックアップも充実させています。
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クラブ活動・スポーツ施設
クラブ活動は自主的に運営されていますが、会社としても福利厚生の一環として幅広く活動を応援しています。グランド・テニスコートなどがある工場もあり、スポーツは非常に盛んです。クラブ・サークルの種類には、テニス・野球・ラグビー・ヨット・サッカー・バスケットボール・バドミントンなどがあります。
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カフェテリアプラン制度
力フェテリアプラン(選択型福利厚生制度)とは、あらかじめ個人に付与されたポイントの範囲内で、複数の福利厚生メニューの中から、自分の二ーズに合ったものを自由に選択し利用できる制度です。年間約10万円相当のポイントが付与されます。
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ベネフィットステーション
ベネフィットステーションとは、福利厚生サービス会社「ベネフィツト・ワン」が提供する、社員が各種サービスを割引料金で利用できる会員制福利厚生サービスです。国内国外宿泊施設、フィツトネスジム、映画のチケット、英会話スクールeラーニング(無料)など、さまざまなサービスに会員割引があります。上記の力フェテリアプラン制度のポイントを利用できるサービスもあります。