ワタシ
川崎重工
川崎重工を支える人
顧客視点の開発で、世界を救うロボットを開発する。
YUNA TAKAHASHI
精密機械・ロボットカンパニー
# 14
高橋 侑愛
精密機械・ロボットカンパニー(ロボットディビジョン) 設計
工学研究科 機械系専攻 卒 2019年入社
INTERVIEW
学生時代 → 入社動機
ヒーロー映画の世界に憧れ、
「私もロボットが作りたい!」。
学生時代、特殊なパワードスーツを装着したロボット人間ヒーローが活躍する映画の世界に憧れ、「かっこいい! 私もロボットの開発に携わりたい!」という想いを抱きました。そんな夢もあり、就職活動を始める際、川崎重工のインターンシップに参加しました。訪ねたのは、希望していたロボットカンパニーの職場。工場には、高さ数メートルに及ぶ大型ロボットもあり、その迫力に圧倒されたことを鮮明に覚えています。また、職場の皆さんは優しい方ばかりで、とても楽しく有意義なインターンシップ期間を過ごした私は、ロボット開発への夢をさらにふくらませました。
その後、採用選考へと進み、面接でも「ロボットが作りたいんです!」と言い続けました。自分のやりたいことに一直線なところが評価されたかどうかは定かではありませんが、内定をもらい、そして現在、希望していたロボット開発に携わっています。
これまでの仕事とやりがい
世界で高いシェアを持つ
ロボットを第一線で設計。
1年目は、当社の誇る革新的な双椀ロボット「duAro」を使った自働化システムの設計を担当しました。すでに開発済みの「duAro」を顧客に合わせてアレンジするのですが、実際にロボットが導入されている現場を見たことすらなかったので、まずはそこから知見を蓄え、顧客から「何が求められているのか」を察する力を養いました。
2年目からは、いよいよ開発の仕事に携わることに。半導体製造に欠かせないシリコンウエハを搬送するためのロボットの設計・開発です。クリーンルームという特殊な環境での使用が前提となるため、要求品質が極めて高く厳しいにもかかわらず、同時に開発スピードも求められます。苦労は多いものの、世界で高いシェアを持つ川崎重工のクリーンルーム用ロボットの設計を、今まさに自分が第一線で手がけているのだと思うと、自然とやる気が出ます。
成長を実感した瞬間
先輩の背中を
追いながら、
一歩ずつ前進。
ロボット開発に携わることができて喜んでいた私でしたが、実際の開発業務はもちろんただかっこいいだけではなく、想像以上に難しい世界でした。ロボットの腕を制御してねらったところにピタリと動かす。求められるのは、わずか数十ミクロンという精度です。それも、要求移動速度をクリアしたうえで。この高難度の設計をものすごいスピードでやってのける先輩には日々圧倒されています。
そんな私も少しずつ成長を遂げ、以前は周囲の人に付き添ってもらって教わりながら実施していたロボットの評価試験も、今では一人で行えるようになりました。また、試験結果がかんばしくなかった場合でも、改善すべき箇所を判断し、ロボットを分析して調整を図るなどといった対応も、何とか自分でできるようになりました。
叶えたい未来
お客さまは何を求めているのか。お客さまの求めることを実現するためにはどんな技術が必要なのか。そうしたお客さま起点で技術習得に努めていきたいです。川崎重工には、それぞれ優れた技術を持っている人がたくさんいます。そこに身を置くことにより、川崎重工が培ってきたロボット設計のノウハウを吸収し、「これ」と言える自分のコア技術を身につけるのが今の目標です。
そして、夢見て飛び込んだロボット業界に少しでも貢献したいと思っています。今、ロボットは社会のごく一部にしか導入されていない、一般人にはまだまだ遠い存在です。一方で、何かしら困りごとを持っている人はそこかしこにいる。そうしたところにロボットが入り込み、人々に極めて身近な存在として困りごとを解決するような世界を現実のものにしたい。川崎重工なら、それも決して夢ではないと思っています。