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川崎重工

川崎重工を支える人

ものを動かすことに、いつまでもわくわくし続けたい。
YUSUKE OKIMURA

精密機械・ロボットカンパニー

# 13

沖村 祐亮
精密機械・ロボットカンパニー(精密機械ディビジョン) 研究開発
情報学研究科数理工学専攻修了 2010年入社

INTERVIEW

学生時代 → 入社動機

技術開発本部を訪れた時、
わくわくする自分がいた。

数学が好きだったので、大学ではその延長線上にあると思われた情報分野を専攻しました。ところが情報系で学ぶにつれて、自分のやりたいこととの違和感を覚え、次第に「カタチのあるものに関わっていきたい」と考えるようになったんです。そこで研究室は、メカトロニクスや制御理論といったものづくり寄りのところを選び、その流れで就職活動もものづくり企業を主軸に行いました。

何社か企業をまわりましたが、強力にアピールしてくる他社に比べ、川崎重工は良い意味で肩の力が抜けた雰囲気が感じられて好感を持ちました。会社見学に訪れた際は技術開発本部も見せてもらったのですが、そこでいろいろなおもしろい技術の開発やプロジェクトを手がけていると知り、思わずわくわくしました。ここでなら、「カタチのある実機を制御して動かしたい」という自分の思いが叶い、学んだ知識も活かせるのではないかと思えたんです。加えて、自由闊達でフランクな社内や人の雰囲気も手伝い、最終的には川崎重工の一択となりました。

これまでの仕事とやりがい

「ものを動かす」の
最先端技術を追求。

入社すると、私をわくわくさせた技術開発本部に配属となりました。技術開発本部という部門は、各カンパニーの新製品・新技術開発を成功に導くための技術的サポートを担う、いわば「最先端技術のデパート」。そのなかで私は特に、移動体製品を安全かつ快適に、またねらい通りに動かすための、運動解析や制御システム開発に携わってきました。代表的なものでは、多目的バギー車「MULE」、鉄道車両の新型構造台車「efWING」、AUV(自律型無人潜水機)の開発が挙げられます。そして現在は、ものづくりの最前線であるカンパニーに籍を移し、ショベルの電子制御技術の進化にチャンレジしています。

これまで携わってきた仕事に共通するのは、「ものを動かす」わくわく感です。AUVの開発では、試験機を海外に持って行って顧客の前でデモを実施する、その直前まで課題を抱えていました。関係者間に「このままではまずい・・・」という危機感が漂うなかで、何とか活路を見出しデモを披露できる状態になった際には、それまでのすべての苦労も「楽しい」と思えました。構想段階から関わってきたものが実機としてカタチを成し、それがねらった通りに動作する瞬間に立ち会えることが、この仕事の一番のやりがいです。

成長を実感した瞬間

人命を預かる
製品開発に関わる者が
持つべき責任と覚悟。

鉄道の新型車両の提案に携わった時のことです。思った性能が特定の条件下では見込まれず、お客さまから「安全性の検証は充分なのか?」と設計評価時にストップをかけられてしまいました。、シミュレーションデータを手に説得を試みた私に、お客さまは首を振りながら静かに言いました。「これでもし人命を落とすような事故が起こったら、遺族から聞かれるのです。“あなた方は責任ある仕事を全うしたと言えますか?”と」。私は反論できませんでした。お客さまから説かれたのは、人命を預かる製品開発に関わる者が常に持っておくべき責任と覚悟。もちろん私も意識していたつもりでしたが、なおそこにある甘さを指摘され、「一人のエンジニア」として確固たる信念をもって仕事に向き合うことの大切さに気づかされたのでした。

その後、お客さまが問題視された課題の原因究明に徹底的に取り組む過程で、それまで習得してきた技術や経験に一本の芯が通っていくような感覚がありました。言葉では伝えづらいのですが、ものづくりに携わるエンジニアが持つべき倫理観と、それを具現化するために日々積み重ねていく研鑽への意識といったものでしょうか。以来この「芯」は、私の仕事に向き合う姿勢の奥底でしっかりと息づいています。

叶えたい未来

これまでにない新しい価値ある製品をこの手で生み出したい。

携わりたい仕事のイメージは2つあります。1つは、やはり「いろいろなものを動かしたい」という想いが強いので、引き続き幅広い製品に関わっていきたいということ。もう1つは、これまで技術開発本部で開発の上流工程ばかりを担当してきたので、製品の完成まで深く関わることで「これは自分が開発した製品だ!」と胸を張って言える仕事をすること。これについては、現在カンパニーに所属しているので叶えることができると期待しています。

作りたい製品のイメージは、顧客に「自分たちでは欲しいとわかっていなかったが、こんなものが欲しかった!」と思ってもらえるもの。そんな、これまでにない新しい価値を生み出す製品を作りたいと思っています。

川崎重工は、「技術にまっすぐでありたい」と考える人が集まり、そういう人たちが支えている会社です。自分も、そのうちの一人として社内外から認められる技術者になりたいと思います。

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