未来創造企業として、カワる、サキへ。
「社会の変化に対して、スピーディに変化できる会社をつくりたい」。これは、2021年に新しく就任した川崎重工の代表、橋本康彦が打ち立てたメッセージです。川崎重工が未来に向かい、進化するために必要な4つのハイライトがあります。
まずは、カンパニー間の連携です。“安全安心リモート社会”“近未来モビリティ”“エネルギー・環境ソリューション”という今後注力する3つのフィールドを、グループビジョン2030で設定し、実現に向けてさまざまな取り組みを展開しています。そのひとつが、社長直轄プロジェクト本部の設立。各カンパニーから約50名を選出し、カンパニーの枠を超えた人・技術のシナジーを通じて、新しい価値を社会に届けられる新規事業の創造を目指していきます。
次に、社外のさまざまな企業との連携にも取り組んでいます。これまでの川崎重工は“モノ”を売るビジネスが中心でしたが、これからは“コト”を売るサービス・プラットフォームビジネスにも挑戦します。そのカギが、他企業との連携なのです。シスメックスとの合弁で進める手術支援ロボット“hinotori”の開発や、ソニーグループとの合弁で進める“リモートロボット事業”などは、まさにその一例です。
そして、働き方改革の推進。リモートワーク制度の導入、社長のタウンミーティングなどを実施することで、全社員がこれまでよりも働きやすく、より従業員ひとりひとりのポテンシャルを発揮できる企業風土作りに注力していきます。
また、「誰もが平等にチャンスを掴み成長できる会社づくり」にも積極的に取り組んでいます。全社員が個々の能力を最大限に発揮できるよう、育休取得から復帰に向けた支援、介護両立支援、LGBTや多様性理解促進施策や、同性パートナーを社内において配偶者と同様に取り扱うことを定めた「同性パートナー登録規程」の制定といったさまざまな取り組みを展開。多様な志向を持つ誰もがいきいきと活躍できる会社を目指しています。これからも、社会の変化に合わせ川崎重工は、変わり続けます。その進化に、ゴールはありません。