世界で挑む者たち

川崎機器人(昆山)有限公司

鈴木 伸章

  1. 現地におけるミッションは?

    経営者の立場で会社をマネジメントすること。

    日本に在籍中は、管理・経理を担当していました。現地では専門分野だけではなく、すべての業務を任されるいわば経営者のような立場で仕事をしなければなりません。最初は戸惑いもありましたが、若いうちからこうした経験ができ、いいチャンスを与えてもらったと思っています。大切なことは経営目標をしっかりと立て、従業員がその内容を理解し、行動できるかどうか。また、従業員が働きやすいような環境をつくり出すことも目標達成のカギとなります。

  2. 赴任後の仕事で最も印象に残っていることは?

    地元の展示会に川崎ロボットを出展して大成功。

    川崎ロボットを展示会に出展することになり、私はこのプロジェクトの責任者を任されました。一番苦労したことは、ブース作りとロボット搬送。まず、ブース作りはスケジュール通り進まず、作業員とケンカしながら何とか完成させました。一方、ロボット搬送はかなり後回しにされ、結局夜中まで作業することになりました。しかしその甲斐もあって、川崎ロボットのブースは人気No.1。テレビ中継やインタビューなどが殺到し、中国での知名度を向上させることに貢献できました。

  3. 現地に来て最も強く感じたイメージギャップは?

    中国人は意外にフレンドリーでした。

    以前は中国人に対して、「冷たい」「早口で怒っているように聞こえる」「愛想がない」など、あまりいい印象を持っていませんでした。私は幼い頃アメリカでの生活を経験していたこともあり、明るい性格で人とすぐに仲良くなれるタイプです。しかし、中国人にはそれが通じませんでした。ところがある時、友達とその知人の中国人数名とともに食事をして、最初の印象が嘘のように崩れ去りました。中国人にはそれぞれ境界線があり、その一線を越えることができるかどうかが重要。一度親しくなれば、どんな時でも助けてくれる最高の友達になります。

  4. 海外赴任によって成長したと感じていることは?

    積極的に行動する力が身につきました。

    海外赴任先では、限られたメンバーで仕事を進めなければなりません。問題が起きたときは、自らリーダーとなって従業員に解決策を提案。従業員が自ら答えを導き出してあげることが多々あります。とにかく、「考えたら、やってみよう!」をモットーに、日々仕事をしています。また、指示をするだけでは彼らの信頼を得ることは難しいので、最初はお手本を見せて教えるようにしています。地道なことですが、この積み重ねが信頼につながります。

  5. オフタイムの過ごし方は?

    中国の歴史を肌で感じています。

    現地で知り合った日本人の友達とお酒を飲みに行ったり、スポーツをしたり、とにかく楽しい時間を過ごしていることが多いです。ひどい時は朝方まで遊んで、日曜日は一日中寝てしてしまい、気がつけば夜ということも・・・。あとは、日帰り旅行や少し遠出をして中国の歴史を肌で感じています。中国は上海や北京市内のような近代的な建物と万里の長城や九寨溝のような世界遺産が楽しめるところです。どこに行ってもスケールが大きいので、圧倒されますね。

  6. 現地で撮影した、とっておきの写真を紹介してください。

    社内旅行でシンガポールに。

    現地会社設立3年目(赴任1年目)に、初めての社内旅行でシンガポールに行った時の写真です。従業員のほぼ全員が初海外で、大はしゃぎでした。