世界で挑む者たち

Kawasaki Motores Europe N.V.

糸田 輝

  1. 現地におけるミッションは?

    欧州各国市場からのニーズをモノづくりにつなげること。

    欧州統括販売会社本部の技術・品質サービス部門として、欧州各国市場への製品技術情報の展開、そして市場からのお客さまの声の収集と製品への反映提案をしています。欧州各国の技術サポートスタッフとコンタクトを密に取る一方で、自らの足で販売店訪問、お客さまへの満足度調査を実施します。その中でいかに迅速にかつ的確に情報収集を行うかが重要な役割で、今後のブランドイメージ構築の一端を担っています。

  2. 赴任後の仕事で最も印象に残っていることは?

    イタリアのサルディーニャ島で合同テストを実施。

    特異環境での品質確認テストを行うため、部品メーカーと協力してイタリアのサルディーニャ島で合同テストを実施しました。イタリア人の現地在住のお客さまとコンタクトを取り、バイクの走行データを取得。毎晩ホテルで打ち合わせを実施し、時差のため毎朝日本の工場へ結果報告を行いました。数週間にわたる継続的なテストでしたが、タイムリミットも迫るなか、お客さま・販売店を含め、販売会社・工場・部品メーカーが一つの目標に向かって団結して取り組み、結果を得た時の達成感が印象に残っています。

  3. 現地に来て最も強く感じたイメージギャップは?

    「カワサキといえばバイク」の認知度にびっくり。

    バイク先進国の欧州では、バイクの存在が車と同じような感覚で日常の中に溶け込んでおり、バイクに対するとらえ方も日本と違います。二輪ビジネスに関係のない人たちも、「カワサキといえばバイク」として認知していることに驚きました。しかし欧州の中でも国民性は各国各様で、一概に欧州人としてまとめることができません。乗り方、使用環境、感覚が違うため、国によって特有の故障が発生することもあります。

  4. 海外赴任によって成長したと感じていることは?

    自分の考え方の幅が広がりました。

    実際の製品を売っている市場を見ることで、これまで持っていた固定概念が少しずつ変化してきました。製品を開発する上で、市場を見ることは非常に重要なことの一つです。どのような文化を持っていて、どのような人たちが住んでいるのかは旅行や短期出張ではわからず、住んでみて初めてわかることがあります。その違いを体感することで自分の考え方の幅が広がり、改めて日本の独自性についても考えることができました。

  5. オフタイムの過ごし方は?

    ホテル・飛行機・レンタカーだけを予約し、近隣国へ。

    近隣にたくさんの国があるので、頻繁に旅行に出かけています。ホテル・飛行機・レンタカーだけを予約し、目的地は観光マップを使い決定します。ツアーとは違って予定通りにいかないこともよくありますが、気に入った場所には長くいることができ、時間に制約がないため自分の意志で自由に動き回っています。お酒が好きなので、各国でいろいろなタイプのお酒(特にビール)を飲み、評価して楽しんでいます。

  6. 現地で撮影した、とっておきの写真を紹介してください。

    「シンタクラース」がやってきた!

    オランダ特有の行事で、12月5日にシンタクラース(サンタクロースではない)がピートさんというお供とともにオフィスにプレゼントを配りにやってきました。