世界で挑む者たち

Kawasaki Rail Car, Inc.

伊藤 彰洋

  1. 現地におけるミッションは?

    鉄道車両の営業やマーケティングを担当しています。

    赴任先では営業やマーケティングを担当しています。鉄道車両業界では、受注後、車両の製造中にお客さまからさまざまな追加要求が出されることがあり、そういった追加要求の価格・条件の交渉、代金回収を主なミッションとしています。また、鉄道車両の購入に連邦資金や州資金が投入されていることから、契約において地域経済や雇用への貢献といった多くの約束事が課されることもあり、その対応や進捗状況を鉄道事業者に報告することも、営業担当者の大切な役割となっています。

  2. 赴任後の仕事で最も印象に残っていることは?

    お客さまとのハードな交渉。

    川崎重工が製造中の地下鉄について、お客さまから運転室内の一部を変更するよう要求がありました。設計者に技術的な検討を進めてもらう一方で、受注時にはなかった要求であることから、設計・工事費用を巡ってお客さまと交渉を開始しました。当然、お客さまとしては、少ない予算で多くの要望を実現したいと考えているため、交渉は難航しましたが、費用を削減する方法をお客さまと一緒に検討した結果、最終的には、当社の希望する金額で納得してもらうことができました。

  3. 現地に来て最も強く感じたイメージギャップは?

    日本とは違う仕事のスピード感。

    仕事のスピード感に驚きました。お客さまと向き合う最前線では、日々出てくる問題に対して答えを出していかなくてはなりません。契約によっては、お客さまへの通知期限が定められている問題もあり、それを過ぎると当社が主張できる権利を失ってしまいます。極めて重要な問題でも、日本側と連携を取りながら、迅速に対応しなければならず、最初はそのスピード感に非常に戸惑いました。

  4. 海外赴任によって成長したと感じていることは?

    あきらめずにベストを尽くす大切さを知りました。

    いい意味でのあきらめの悪さを身につけつつあると感じています。お客さまと交渉を開始する際には、お互いが正しいと思うことを主張し合うため、最終到達点が見えていないことがほとんどです。交渉中も状況が目まぐるしく変わるため、当初の目的を見失ってしまうこともあります。そういった際は、まず状況を整理し、契約に則り自分自身で正解だと信じる方向に向かってあきらめずにベストを尽くすことが、自ずと最良の道につながっていくことを学びました。

  5. オフタイムの過ごし方は?

    意外にも、自然を満喫しています。

    意外だと思われるかもしれませんが、ニューヨークでは、大都会のマンハッタンから車で20分も郊外を走ると、日本以上に緑豊かな公園や自然が広がっています。新緑の初夏から紅葉がきれいな秋にかけて、週末は近くの州立公園にハイキングに行きリフレッシュしています。また、2〜3日のお休みがあれば、他の州にも遊びに行きます。最近ではCMでもおなじみの、フロリダ半島の南端から海の上を通っているセブンマイル・ブリッジに行ってきました。

  6. 現地で撮影した、とっておきの写真を紹介してください。

    ナイアガラの滝の絶景!

    ナイアガラの滝の写真です。カナダとニューヨーク州を分ける国境にあり、この時は約6時間かけて車で観に行きました。